家を建てるときに知っておきたい知識〜土壁の家。
   
         
   

土壁は設計、施工次第で、美しい和風住宅や、洋風などの住宅にも使うことができます。また、何より日本人である私たちのDNAをくすぐる日本人と、日本の郷土に適した住まいと言えます。
 

今、土壁の家を希望されるお客様が増えています!

お客様の80%以上(新築では、99%)の方が、調質効果耐火機能に優れた、自然素材の土壁の家を希望され、当社の施工実績の99%が土壁の家です。

家を建てる皆さんが、土壁の良さを再認識されてきました。・・・夏は涼しく冬は暖かくて、調湿効果と防火壁の役割もあります。 そして何より、自然素材 は安心です!また、耐震性も見直されてきました。

そんな土壁の家を創業以来、造り続けています。


地域の気候や風土に対応するため考えられた知恵の歴史〜左官仕事

左官の材料の基本は土と水です。土壁は竹を細かく裂き、それを編み、土を塗る。

すべてが自然素材であり、廃棄しても土に返り、シックハウスの心配も要らない。これが家を強くし人に優しく自然に優しい今の時代に適した工法です。

土は、粘土分を多く含む土を使用します。水を含んで乾けば自ら固まり収縮性がある。 この特性を知りつくした左官職人が、土と水の駆け引きを考えて塗っていきます。

この土と水の配分を職人の培った技術や感性で家を建てる地域に適した壁が出来上がります。その技術は、日本の永い歴史の中で構築されたものです。


土壁の防火性を考える

室内で火災が発生したときにビニールクロスなどは一旦火が着けば燃え広がるのも早く、有害な煙が出て逃げ遅れにも繋がります。

紙やビニールに火を着けると直ぐに燃えるますが、土に火を着けようとしても付かないはずです。

土壁は、火が着きにくいことと有害な煙が出ない分、初期消火や避難の時間が稼げます。単に木造住宅が火に弱いというイメージを持つことなく、その良さをお客様にご説明させていただきます。

 

防火対策のために取り入れられた土壁

そもそも江戸時代は木で家はほとんど造られていた。 しかし、火事が多く、木が多いと燃えてしまうので土壁を取り入れたらしいです。


呼吸する壁

土壁の家は、室内の温度変化がゆるやかなので結露しにくい特性があります。

夏は、湿度が下がることにより涼しく感じ、冬は乾燥しすぎることを防ぎ気温の割りに暖かく感じて断熱の効果もあります。もちろん土壁の断熱の役目は永遠にかわりません。


湿度調整ができ、カビ、ダニなどの防止にもよく、粉塵が舞いにくいといいます。また、タバコの煙や浮遊粉塵などの汚染物質を吸着しややすい働きがある特質がより優れている素材もよく使用されています。

また、土壁内部には空洞がなく厚さがあり、又一定の重さがあるため、防音効果に優れています。



土壁や漆喰などは、ビニールクロスなどの汚れと違い、 一般的な汚れはつくが、それが味わいにもなってきます。身体にもやさしく、環境にもやさしい土壁。家を建てたり、リフォームするときに一度は検討したいものです。

 

熊澤建築事務所は、お客様のために土壁の家をお奨めします。
 


 
         
   

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